ネイリストの給料の相場は？
ネイリストの給料は、勤務先やスキルなどによって異なります。もっともポピュラーなネイルサロンの初任給は、15万円～20万円前後で設定されているところが多いです。
勤続年数が増えるほど、スキルや昇格によって給料もアップしていく傾向があり、勤続年数3年になると、平均月収は18万円～22万円前後にアップします。
ネイリストの仕事は、個人の実力が給料に大きな影響を与えやすいため、努力次第では、短期間で昇給できる可能性があります。働いている環境などにもよりますが、早い人は2年～3年で店長やサロンの代表に抜擢（ばってき）されることもあります。店長クラスになると30万円～50万円の収入が期待できるため、日ごろからスキルを磨いてステップアップを目指しましょう。
ネイリストは、契約社員やパート、アルバイトといった雇用形態で働くこともできます。未経験でもOKというサロンも多いですが、正社員と同じで給料は勤務先やスキルなどによって異なります。時給は、800円～1,500円のところが多く、地方よりも都心のほうが給料や時給が高い傾向があります。
自由な働き方やスキルアップを重視するのであれば、契約社員やパート、アルバイトで経験を積むのもひとつの方法です。しかし、ネイリストとしてスキルを高め、活躍の場を増やしていきたいのであれば、専門学校で必要な知識や接客術などを学び、ネイリストの資格を取得して、正社員を目指すのがおすすめです。
また歩合制を導入しているサロンもあります。そういったサロンでは売上や指名が、給料に反映されるインセンティブの仕組みがあり、実績に応じて給料がアップします。
経験をつむと、独立してサロンオーナーにある道もあります。オーナーとしての給料は売上に比例していきます。
ネイリストの平均年収は？
一概にはいえませんが、ネイリストの平均年収は、200万円～300万円が相場です。地域によって多少差が出ることもありますが、平均年収は地域よりもサロンの規模が大きな影響を与えやすい傾向があります。
年齢を重ねるほど給料もアップしやすいですが、ネイリストは個人の実力で評価されるのが一般的です。地方でも、経験を積んで技術を向上させ、自分の実力がお客様やオーナーに認められれば、給料アップが期待できます。そのため、平均年収以上稼げるようになりたいと考えているのであれば、専門学校で必要なスキルや専門的な知識を学んでおくのが年収アップの近道といえるでしょう。
ネイリストのボーナスは、サロンによってもらえるところともらえないところがあります。ボーナス支給額もさまざまですが、チェーン展開しているような大手サロンの場合、多いところでは年間60万円ほどのボーナスが支給されることもあるようです。
ネイリストの残業代はある？
ネイルのトレンドは、シーズンごとに変わります。そのため、ネイリストは日々技術を磨く必要があり、スキルアップのために残業するというケースが多いです。サロンによっては、技術講習会などに参加するような残業もあります。
営業終了後や営業前など、自主練習するために早出や残業をする場合、手当が支給されるかどうかはサロンによって異なります。ただし、会社からの指示で練習をしたり、技術講習会に参加したりする場合、技術の向上に必要な業務とみなされ、手当がつくのが一般的です。
ネイリストで給料・年収アップするためには
ネイリストは、経験豊富で指名数が多いほど給料面が優遇されやすいです。そのため、専門学校などで基礎知識を学び、デザインや技術などの経験を積んでおくメリットは大きいといえます。
また、ネイリストは資格が必須ではありませんが、自分の技術の証となるため、関連する資格を取得することで、キャリアアップや収入アップする可能性があります。
・JNECネイリスト技能検定（ネイル検定）1・2・3級
JNEC（日本ネイリスト検定試験センター）主催の日本で知名度の高い、ネイル技術の証となる資格です。3級から1級まであり、2級以上が採用基準とされていることが多いです。
・JNAジェルネイル技能検定（ジェル検定）初・中・上級
日本ネイリスト協会主催のジェルネイルの技術レベルを証明する試験です。JNECネイリスト技能検定試験で2級以上の資格を持っている場合、重複する一部の課題が免除される制度もあるため、JNECネイリスト技能検定試験の後に受けると、効率よく2つの資格を取得できます。
・ ネイルサロン衛生管理士
お客様に安心して施術を受けてもらうための衛生管理はかかせません。また、JNAの「認定ネイルサロン」では、ネイルサロン衛生管理士を置かなければならないため、持っているだけで優遇されやすいです。
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