「SIMカード」とは、契約者の情報を記録化して識別するためのICカードのこと。
SIMカードがスマホ端末にセットされてないと、通話や通信を実施する事が出来ない。日本の3大キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)にはSIMカードがセットされている。
一方、「格安SIMカード」とは、ドコモやauから通信回線を借りたMVNO(格安SIM業者)が提供しているカードのこと。
MVNOは、3大キャリアとは別の格安での料金設定を実施し、SIMカードを単体で発売している。
(「MVNO」とは、Mobile Virtual Network Operatorの略。)
2016年3月より、iPhone端末でのSIMロック解除が解禁され、2015年9月に発売されたiPhone 6sに関しても、格安SIMが利用出来るようになる。
格安SIMで月額利用料はどれぐらい安くなる?
ドコモ、au、ソフトバンクといった3大キャリアから、格安SIMに切り替えた時に、どれぐらい月額料金が安くなるのか?
大手3大キャリアを使用している多くのユーザーが、大凡、月5000~9000円のプランを利用しているのに対し、格安SIM業者が提供しているプランは、2000円レベルが多い。乗り換える事により、月額5千円以上のコストダウンが可能となる。
それでは、なぜ、MVNOが提供する通信サービスは安いのか? MVNOは、キャリアから回線を借りて、大幅な料金下げを代わりに、「通信速度を遅い」「通話し放題が無い」等の品質を落とす傾向にあるから、と言える。
「通話し放題が無い」、いわゆる通話定額プランが無いのが、格安SIMの最大のデメリットになっている。頻繁に電話を使う人には、この部分が乗り換えのネックになる訳だが、その問題を解消する手段の1つとして、現在、注目されているのが、「通話アプリ」の利用。
例を1つ上げると、「通話アプリ」の1つである、「楽天でんわ」は、5分かけ放題のオプションが付いており、このアプリを導入する事により、電話料金の問題も解消できる。
SIMフリースマホ
SIMフリースマホとは、3大キャリアが提供している以外の端末(スマホ)のこと。
格安SIMを利用する場合の端末は、現在は、ドコモ、auの端末、SIMフリースマホのいずれかとなる。
MVNOの多くが、ドコモから回線通信を借りている関係で、ドコモ端末の多くが、格安SIMを使える仕様になっている。
一方、ソフトバンクの端末では、格安SIMをそのまま使用できない状況。
SIMフリースマホは、家電量販店やネットでも購入可能で、最近では、キャリア並の性能を持つ端末も増えている。価格も安い。
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